2018年7月30日

ロシア・イルクーツク市へ訪問

金沢市の友好姉妹都市であるイルクーツク市に、おとといの深夜に到着、丸一日かけてやって参りました。本日、議会に公式訪問しましすが、昨日は、シベリヤ抑留されてお亡くなりになられた日本人墓地の慰霊碑に参拝し、木造建築博物館タリティ、バイカル湖博物館、バイカル湖に行って参りました。
慰霊碑前で、合掌してご冥福をお祈りさせていただいた際、改めて、平和に生きている自分たちの幸せさに感謝と深い想いが溢れてきました。

木造建築博物館タリティは、屋外の歴史博物館のようで、およそ5キロ近く歩きながら、狩猟時代から日本で言えば江戸時代までの建築と生活様式を学ぶことが出来ました。特に興味深かったことは、ウラル山脈の東西でロシアも欧州系、アジア系に別れている点、また、アジア系の初期の住まいは樹の皮で作ったティピだったことは、まさに、ネイティブアメリカンとして、私達蒙古斑をつけた日本人と共通のルーツであることを見せつけられ、感動いたしました。

バイカル湖博物館では、琵琶湖の46倍という広さと地球の割れ目から生まれた世界最古の湖であること。また生物の多様性や、淡水として世界一の美しさを保つ働きをしている生物についてなど、こちらも非常に興味深い学びがたくさんありました。

ガイドさんとして、案内くださったエカチェリーナさんは、文科省の制度で立教大学で1年間留学し、その後、2年間鳥取県庁でお勤めされた方で、日本人向けフリーガイドとして、その豊富な知識量と、流暢な日本語で大人気とのことでした。旅行者が少ない時期は、日本語の家庭教師としてお仕事をされておられるとのこと。ちなみに、好きなアニメはエヴァンゲリオンでした。

世界の平和のためには、国の主義や主張を超えて、草の根で繋がり、交流することが何より必要、とよく言われますが、しっかりと金沢市民を代表して来させていただいたことに感謝し、明るく楽しく交流していきたいと思います。ありがとうございます。