コープいしかわ主催「被災地はいま」 に参加して

先月、地場産にて、コープいしかわ主催のイベント「被災地はいま」に参加してきた。山野市長のご挨拶に続き、陸前高田市長 戸羽 太氏の基調講演。

失われた陸前高田市をノーマリゼーションの市に復活すべく復興中。

ご本人も、つらい思いをされたその経験からの示唆に富んだお話です。

以下、内容を要約。
東日本大震災から5年が経とうとしている。だいたい区切りがつく時間。
復興計画を立てるにあたり8年間の計画を立てた。根拠は?とよく聞かれた。
本来、計画は積み立てによるものが王道。いついつまでにはここまで、そしてそれをベースに次はこれをいつまで、といった具合に。しかし、なんにもなくなった状態からの積み上げ計画は途方に暮れるほど難しい。
それに加え、陸前高田市の高齢化率、36% 平成30年度には40%超え。
10年計画なら役所は若干、楽かもしれない。しかし、高齢化率を考えると遅い。
しかし、逆に3年、5年の復興計画は、無理。逆に市民をがっかりさせる。
そこで8年間の計画。計画の進行は積み上げではなく8年後をイメージして逆算してやっている。

翌朝、何もなくなった。まさかこんなことが起こるなんて。

しかし、南海トラフの危険性ではないが、何処で起こらないという確信はない。

他の地域の皆様に、陸前高田市の人々と同じ思いをさせたくない。
多くの人は【自分の身に降りかかるとは、思えない】と考える。
防災の話をよく聞くと思うが、実際にそれに備えたことをやっている人は少ない。
是非、備えて下さい。
リュックに水と非常食セット。枕元に、スリッパかスニーカー。
いざという時、置いといて良かったなと思うはず。
防災はまず減災。
家族がばらばらの時、何かが起こったら、まず家族を探しに行く。
いざという時、どういう行動をとるか。
それを決めておくだけでよい。
津波てんでんこ〈東北の言葉〉それぞれが自分の身を守りなさい、の意味。
家族との決め事。大切な人々との決め事。
岩手県、12市町村被災。死者数は宮城県石巻市が一番多いが、陸前高田市は亡くなった方々の人口比率が最も高い。
23300人→1556人死亡。
行方不明者を含め震災関連死1800人超え。
検証を行い、検証報告書を制作。
情報の取り方→正しい?or ガセ?
新聞、TV、本、ネット、
信憑性は、情報の出どころがまともか否かがポイント。
南海トラフ、34.1メートルの津波。
国の方の言葉→あきらめないでください。
3〜5分でどこまで走れるか。
翻って想定宮城県沖地震を気象庁が公式に必ず起こると発表していた。
当然来るものと思い、自主防災組織をつくっていた。
誰が住んでいるか、地域で理解して、寝たきり老人がいます!リアカーが欲しい。寝たきり老人と一緒に逃げるために。→そういった地域の要望に対し予算化していた。
そして、地域ごとの訓練もしていた。
データを入力すれば、すべて津波シュミレーションできる。プリントアウトして全戸配布。
陸前高田市の役所の前は、50センチ。
海から2キロ。そこから丘。しかし、2キロも走れない。
街の真ん中に市民体育館がある!
3階建ての市民会館がある!50センチの津波ならここで十分安全。
というわけで、そこに逃げるのが避難訓練。
ほとんどの市民が、津波が来ることは予想していた。
東日本大震災のときの最初の情報が、間違いだった。
NHKラジオ(情報元は国だと思いますが)
津波予想は3メートル。5.5メートルの防潮堤があるから大丈夫と多くの市民が思い込んだ。
ほとんどの方が被害にあった。
自分たちが想像できる範囲を超えるものが、たくさん起こる!
降雨による土砂災害で崩れてもおかしくない場所も全国に数えきれないくらいある。陸前高田市でも600箇所以上ある。どこで起こるかは分からない。
行政に期待してもダメ。
何かが起こってしまった後の対応が行政。
自衛隊員の皆さんも同じ。
人は何かが起こるとどうしてよいか分からなくなる。→右往左往。
市の職員400名(臨時雇用も含め)→100名超え亡くなる。
採用後に宣誓書を読み上げる。「日本国憲法を遵守し、・・・」
優秀な職員を亡くしたのは、自分の判断ミス。
公務員も逃げる権利を!強く求めている。
陸前高田市のスーパーの社長、曰く。
すべてのお客様が逃げて従業員も助かった。普段の心がけ、訓練のおかげ。
公務員の理解のひとつ。
消防団員51名死亡。うち30名数名のみ殉職。岩手県知事の感謝状。
模範だなんて、命を落とすことが模範なんですか、と感謝状を返された。
市長ご自身も妻を亡くし、子どもたちを親戚に預け、
もう市長なんてどうでもいい、という気持ちに襲われることも。
4月5日、妻の遺体見つかる。妻と分かったが、黒く変色して顔も変わっていた。
妻のご両親の配慮で隣の市で葬儀をした。陸前高田ではとても葬儀などできる状況ではなかった。
妻の死を中学生の息子に言ったら、新聞を読んで知ってたよ。いつ小学生の弟に伝える?と聞くとかわいそうだから、当日の朝でいいんじゃない、と。
弟は3日間、泣きっぱなし。
俺は何をやっているんだ?という思い。
陸前高田市だけでも、こんなにたくさんの人がつらい思いをしている。
みなさんに後悔をして欲しくない。
5年。次の5年は忘れられていく5年。
集中復興期間、終了。
これまでは国のお金100%
これからは各地方自治体のお金も使う。
私は、それはそれでいいと思う。
3000人以上、まだ仮設住宅住まい。
復興の程度は、その程度でしかない。
霞ヶ関の人々が、
県や国の方の考え方。
農地にスーパーを作りたい。
そこは、農地ですから農地法があります。
3ヶ月、手続き地獄。
国がパンク、国が機能しなくなる。
相変わらず、寄り添う。
被災者の心に、
石破大臣 地方創生
まち、人、仕事。
1億総活躍
陸前高田市のまちづくり
交流人口の増大
奇蹟の一本松。砂を買って入れている。
松林の復活。
津波記念公園 長崎の平和公園の類のもの
国の3.11 追悼記念式典をその施設で。
本当は、定住人口増が希望。
直近の国勢調査 19757人。
子育て世代、旦那さんを失った方。
陸前高田市を出て、実家に。
子どもたちも激減。
空き校舎を利用し、地方創生。
来てくれた人が交わる機会があまりない。拠点にしたい。
高校を卒業すると、地元に就職しないとすべてまちを出ていく。
大学生をただ待つのではなく、こちらから何かをしようよ!
年間70社、研修30人ずつのグループで。市民のみなさんのモチベーションをどうするか。
よし、頑張ろ!
名古屋市は、河村たかし市長。ノリがよく、熱い。兄弟都市。ものづくりで企業者もどんどん連れて来る。
ものづくりの関係者が元気に。
川崎サッカーチーム。おい、大久保元気か?と頭はたくほど親密に。
ノーマライゼーションどんな人も平等。
高齢者、障がい者、言葉が分からない外国人、
やることがないアメリカに3年間。矢沢永吉の影響。
生き生きと人間らしく、生きている。
仲間、同じ人間。
日本にも、こんなまちがあってもいい!
今から作る。何もなくなったから。
陸前高田市は、どんな人が来てもウェルカム!
障がい者の作業代 15000円→5万円を目標に
ふるさと納税の梱包作業に励む。
20年来ではじめてボーナスを支払いました。