2019年12月19日

金沢市議会 意見交換会〜「未来の金沢/まちづくり」について

去る11月26日、長町3丁目の長土塀青少年交流センターにて、金沢市議会が主催する市民との意見交換会が開催されました。今年の春に市議県議の改選である統一地方選があり、また、参院選もあったことから、本年度は、年2回、「まちづくり」「人づくり」をテーマに開催することが5常任正副委員長によって決められました。この度の参加者は、毎回参加される方、何度か参加された方、今回初参加の方など、入り混じった感じでした。そして、気になる感想は、総じて「もっとこのような機会を増やしてほしい」というものでした。

市議が個人的なつながりで、市民お一人お一人の声をお聞きすることも大切ですが、こういった公のオープンな場で、広くご意見をお聞きすることも非常に大切で、自分としては、一貫して、意見交換会の開催回数や時間などを増やすことを求めています。けれど、金沢市議会として、この数年、その逆方向に進んできていることはあまり胸を張ってお伝えできることではありません。

私は、会の中で、交通をテーマにしたテーブルに着き、市民の皆さんの声をお聞きしました。LRTをなぜすすめないのか?とのご意見。地下鉄が天候不順の金沢には絶対ふさわしい、とのご意見の方。LRT絶対反対の方。中心部よりそこに接続するコミュニティバスこそ何より優先課題。山環海環のバス路線化、さらには、金沢市による北鉄株の購入による発言権の強化。西鉄のおもてなし運転の導入など、お一人お一人ばらばらな意見に、交通政策を進めるための難しさを痛感しました。しかし、それぞれに異なる意見の市民のみなさんが集ったテーブルでも、それぞれの意見に耳を傾ければ、それぞれの意見に理のあることが伺え、意見は違えど、穏やかな空気で進行しました。翌日に、交通政策課にお聞きしたご意見を届けてまいりました。

特に、市民からお聞きした新たなご意見として興味深かったのは、北鉄の株の購入です。水力発電所を金沢市が保有する関係で、北電の株主になっていますが、交通政策を進める上で、北鉄株購入も、大きな力になることは考えられます。市バスのない金沢なだけに、そのようなことも考えて行く必要性を感じました。

また、皆様のご意見をお待ちしております。