2019年12月20日

ゲーム障害という恐るべき課題

2期目の当選の後、ある市民の方からこの本を読みなさいとアドバイスをいただきました。『インターネット・ゲーム依存症〜ネトゲからスマホまで』(精神科医・医学博士 岡田尊司著)

ネットやゲーム依存になった人間の脳の状態が壊れている(バランスが崩れている)ことをMRIで示し、その危険性を訴えています。世界保健機構(WHO)も5月25日、スマートフォンなどのゲームにのめり込んで日常生活に支障をきたすゲーム依存症をゲーム障害という疾患として認定しました。ギャンブル依存症などと同じ精神疾患に分類されたのです。世界最大のゲーム生産国の中国では、国をあげて、またゲーム会社も協力して、2011年より、未成年者に対するオンラインゲームの規制に取り組んでいます。また、韓国でも規制に取り組まれていると書かれています。しかし、日本は対策が遅れていることが大きな問題であると指摘されていました。自分の子どものPTAの関係の会等でも、アンテナの高い人ほど、また、子どもを取り巻く環境に真剣に考えておられる人ほど、このゲーム障害について危惧されておりました。

まず、この問題を取り上げねば、ということで6月議会に質問をしました。国の調査を受けてから今後対策を検討する、という積極性を欠くものでした。

https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kanazawa/SpMinuteView.html?tenant_id=399&council_id=2346&schedule_id=4

(令和元年度6月議会83Pの掲載)

そして、ここにきて、その結果が先日報道で明らかになりました。子どもたちの予想以上に長時間に渡るゲーム依存の実態が明らかになりました。家庭、学校、地域、行政による、この課題への取り組みは将来的にも全国的にも非常に重要な課題になってくると思われます。

皆様からのご意見を求めます。