東京オリンピック・パラリンピック

東京オリンピック・パラリンピックの開催と、新型コロナウイルス感染拡大防止の両立の狭間で、政府は、G7での開催支持を取り付け一気に開催実現へと舵を切りました。一方、野党はこのような状況での開催について、五輪の理念と矛盾を示さないのか、医療崩壊の懸念が増大することに関して、国民の命を守ることを優先すべきではないのか。また、政治的空白を作るべきではないとして、国会の会期延長を求めました。

しかし、党首討論後「オリンピックの安全性、補正予算、会期の延長について3つのゼロが明らかになった」として、立憲民主党の代表は、内閣不信任案の提出を野党各党と模索しだしました。

国会の議論なのに、市議会議員がどうして、そのことをテーマにするの?という疑問の声が聞こえてくるかもしれません。

現在、金沢市議会は6月定例月議会の最中で、明日から3日間、19名の議員による一般質問が始まります。その質問とは別に、各会派(3名以上の議員で構成されたグループ)から提出された議会議案について、各会派で賛成反対の審議を行います。賛成多数のものは、金沢市議会から国会へ提出されます。

そして、今議会で、東京オリンピック・パラリンピックの開催中止を求める意見書の議案が提出されたのです。それによって、金沢市議会議員もそれぞれに、東京オリンピック・パラリンピックの開催についての是非の意思を示す必要性が生じているわけです。

それゆえ、タイトルが、東京オリンピック・パラリンピックになったわけです。

長い前置きになりましたが、非常に悩ましい問題です。スポーツ観戦は、自分も大好きです。この時期だけはいつもテレビの前に座ります。

しかし、沖縄、北海道の感染状況を考えると、いわゆる、ヒトの流れがおこると必ず、感染者数は増加傾向を示します。それゆえ、無観客なら、ありだと考えます。しかし、すでに有観客が示されています。また、尾身会長が言われるように、大会会場は大きな問題はないけれど、それ以外のところで密になる可能性が大きい、との発言は重く受け止めねばならないと思います。

ワクチン接種が進めば、感染率も下がり、なんとかなるのではないか、と思っていましたが、ここにきてイギリス国内での感染急拡大の状況。インド変異株の世界的な広がりなどを見ても、なかなか簡単にやりましょう、とは言えません。

オリンピック・パラリンピックを目指して人生を賭けて練習してきたアスリートの気持ちや、期待される大坂なおみ選手や、池江璃花子選手の活躍やメダル獲得の瞬間など感動のシーンを想像すると、本当に悩ましいところです。

また、当初、東京オリンピック・パラリンピックのテーマは、東日本大震災からの復興と言われていました。が、しかし、その理念は、今、どこに行ってしまったのか。

最終日まで、悩み続けます。

皆様のご意見をお寄せください。