昨晩、ジョアンナ・メイシーとクリス・ジョンストン(三木直子訳)によるアクティブ・ホープという書籍の読書会に参加しました。携帯電話のアイフォン専用アプリの「クラブハウス」にて開催されている読書会でした。アクティブ・ホープをそのまま訳すと能動的な希望ですが、とても深い意味が感じられます。
たまたま自分が、読ませて頂いたところが、第3章 感謝の気持ちを感じる ところの、ホーデノショーニーから学ぶ、という項目でした。
ホーデノショーニーとは、先住民族の言葉で「ロングハウスの人々」の意で、イロコイ連邦を構成する6部族を指します。そして、1977年スイス・ジュネーブで開催された国連会議に出席した彼らが、拠って立つ価値観や世界観を伝えると同時に、世界の人々に共有したい警告と予言がありました。「自覚ある生き方の基本宣言」と題されたその言葉の一部を抜粋します。
最初に与えられた指示は、我々、この地球に生きるものが、生命をつくり支える全ての精霊に対して、大いなる尊敬、愛情、そして感謝の念を示すように命じている。我々は、人間の生命を支える多くのもの〜トウモロコシ、豆、スクオッシュ(瓜科の植物)、風、太陽など〜に挨拶し、感謝する。人間が、こうした数々のものを尊敬し、感謝することをやめてしまうとき、あらゆる生命は破壊され、地球上の人類の生命は終わりを迎えるだろう。
さらに、感謝の気持ちは、人類の生き残りに欠かせないものであるとし、一年の特別の日に感謝するのではなく、日常、まず最初に言葉にすべきであり、感謝の気持ちがを世界のための行動を促す、と。
市政に取り組むにあたり、改めて、感謝の気持ちの大切さを学びました。また、感謝することをやめたとき、人類の生命の終わりがくる、という言葉に衝撃を受けました。何かが崩れるとき、最初に何が起こっているのか。小さくて目に見えない変化かもしれませんが、それは、人間の心の問題なのかもしれません。そんなことを感じた次第です。
そして、感謝の気持ちの大きな可能性についても、感じた読書会でした。
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