2024年1月17日

令和6年能登半島地震

本年、元旦の夕方、午後4時10分に、能登地方を震源とするマグニチュード7.6の巨大地震が発生しました。珠洲市、輪島市、穴水町、能登町、志賀町、七尾市をはじめ、本市金沢でも大きな被害が出ました。お亡くなりになられた皆様に心よりお悔やみ申し上げます。また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

多数の家屋が倒壊、損壊、消失し、上下水道や電気などのライフラインの甚大な被害。土砂による道路の封鎖や、隆起や陥没などの被害、津波による被害や、海岸線の海底隆起、千枚田などの景勝地の被害や、和倉温泉などの甚大な被害。七尾線の被害に加え、極寒の能登ということで、国や県、当該自治体では、居住地を離れる二次避難を推奨しています。能登の皆さんは、地元への愛着から、この土地を離れたくない、という思いで地元に住み続ける人や、とにかく身の安全安心を優先に二次避難先に向かう人たち。そういった情報が、届いているのか、さえもわからない孤立集落がいくつか存在する、そのような状況が続きました。残った人々は断続的に続く余震に、身も心もズタズタになっています。

被災地からの声や、課題をまとめたいと思います。

【能登地震】現在、物資はかなり行き渡っているものの、オフィシャルな避難所以外の住民の状況や必要な物資の把握がどこまでできているか。

全国のNPOなどの支援団体が炊き出しなど、各市町の避難所に入るようになってきたが、ダブルブッキングなどが各所で起こっているようで、それらの炊き出し情報の一元化と情報面での交通整理が早急に必要です。(県に求めています)炊き出しに向かう自動車へのスムーズな許可体制なども必要。

避難所に詰める市町職員への休息とケア体制の確立。(職員の多くも被災者であることから、この点も早急な支援が必要。

また、金沢市も、田上新町や粟崎町に加え、山の上町でも避難指示が発令されており、地域住民の皆様は依然として注意が必要です。

金沢市議会も、今月24日に緊急議会を開催し、物価高騰対策に加え、能登半島地震対策費についても質疑が行われることが、本日、午前の議会運営委員会で決まりました。きめ細かな対応を求めてまいります。

それぞれに厳しい状況がしばらく続かと思われますが、皆様の声に寄り添って参ります。

市民の皆様からのご意見をお待ちしております。