2016年2月10日

防災・地震フォーラム in 金沢 に参加して

先日9日、金沢市文化ホールで開催された防災・地震フォーラムに参加してきた。時事通信社が主催した会だったが、冒頭、谷本知事の長い挨拶で始まった。能登地震を経験した知事が熱が入るのも無理はない。そして、金沢大学の平松教授の基調講演。富樫森本断層を抱えた金沢市では、いつ地震が発生してもなんの不思議もないこと。また、阪神・淡路大震災が起こるまでは、1948年の福井地震の被害が国内で最大だったこと。M7.1のこの地震は建物が全倒壊した激しいものであったこと。能登には海底活断層もあり注意が必要なこと。(能登地震もこの影響で起こった)液状化のおそれがある地域もかなり広いことなど、いろいろ勉強になったが非常に身も引き締まる思いになった。予算編成のため県庁に戻られた知事に対しても、志賀原発の再稼働に対してこんなにも多くの危険性とリスクが有ることをしっかり関係者の皆さんには伝えて戴きたい。フォーラムそのものの結果として、備えとして地震保険に加入しておられない方は入って下さい。というものだったが、国がバックアップしている点からも地震保険が加入者にとってメリットが豊富なこともよく分かった。昔、FACEBOOKに福井地震の写真を見つけて唖然としたことがあったが、台湾地震や桜島の噴火など、危険な要素は常に絶えることはない。太平洋・フィリピンプレートなど4つのプレートがせめぎあう地震日本列島なのだ。原発再稼動に対して次なる事故の責任の所在も明らかになっていない。誰も責任の取れない原発再稼動は決して進めるべきではない。