2016年2月18日

都市交通特別委員会での発言

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昨年の12月16日の金沢市議会本会議で、委員長が8ヶ月に渡る議論と活動の報告をして金沢市議会の都市交通特別委員会は幕を閉じた。

沖縄県は那覇市のモノレールの視察を行ったり、金沢大学 環境デザイン学系の高山純一教授をお招きし、金沢市のまちづくりの課題と展望をレクチャーしていただいたりしつつ各委員でいろいろと意見を出し合った。

一番気がかりだったことは、県議会で不破県議の質問に対し、知事が金沢駅から武蔵香林坊片町と、現状の交通量を考えるとLRTなどの建設に2車線潰すことは現実的ではない、という答弁。

まちなかにLRTを、あるいは市電を、という声は昔からよく聞いていたし、自分としても高齢化社会と町の環境美化の観点からも、当然推進されるものと思っていた。

現在、金沢市は第二庁舎の建設を進めようとしてる。平成25,26年度に耐震化工事を終えたばかりの議場や議員フロアの新築はナンセンスである。という観点から前々回の議会では質問をした。

さらに前回の議会では、現在の第二庁舎建設計画が、石川中央都市圏における中心都市としての金沢の庁舎としてふさわしいのか。場所や機能も含めて再議論すべきでは、と質問した。

いずれも、それでも進めていくという答弁だったが、全く市全体のビジョンやまちづくりとの連関が感じられず、大丈夫なのかな、と感じてしまった。

新幹線が開通した次は港だ。それを見越して結成された金沢駅西活性化懇話会(*)でも金沢港の整備、周辺施設改善の予算要望が先日、役員議員等によって知事に提出された。

翻って、港と駅をどうやって繋げるか。先の都市交通特別委員会で、交通政策課の担当職員の皆様に対し、私は金沢駅と金沢港をLRTで繋げる案を述べてきた。まず、LRTに乗ってもらう。その良さを知ってもらうところから新しい公共交通を作っていく。町があって公共交通を作るのではなく、公共交通から町を作る。ツエーゲン金沢のホームグランドがLRTの新駅そばにできることが私の夢。幸い先日、発表された国勢調査でも駅西地区の人口はすべての地域で増加傾向が見られた。

新聞記事のごとく、まだ交通戦略を策定する段階なので、LRTに決まったわけではなく、これからさらに多くの議論がなされるが、交通や施設等の金沢市全域のバランスや予算配分の問題など、しっかりと注視していきたい。

(*)金沢市駅西地区の活性化を目的として平成27年度に結成された団体。超党派の県議、市議。各連合町会長、企業団体からなる。