自由への手紙

オードリー・タン氏といえば、史上最年少の若さで台湾の葵英文政権にデジタル担当政務委員(大臣)に就任し、その類まれなコロナ禍の対応で世界から注目された人物です。氏の著作、自由への手紙を手に取り読む機会を得ました。

全編にわたり、興味深く、瞬時にページを捲り続けてしまいます。政治、経済、ジェンダー、国家といった枠組みを超えた柔らかい考え方に頷きと感嘆を持って読み終えました。

現在、日本ではデジタル庁が創設され、デジタル化に取り組む方向性が示されています。タン氏は、今の世界は「権威のAI」や、個人情報を収集してビッグデータを分析する「監視資本主義」が幅を利かせていますが、私たちはその間の道を見つけなければなりません、と言われています。この表現も柔軟で、AorB?是か非か、といった二者択一ではありません。

そして、ご自身はスマホではなく、オープンソースのフリーソフトウェアで稼働する二つ折りの電話を使用しているとのこと!そして、タッチペンやキーボードがあるPCを主に使うのは、テクノロジーの支配から自由になるためであると。

さらに、わたしたちが目指すべきAIは、支援のAIであると。人間の尊厳を守り、しょうがい者、高齢者、マイノリティの補助役であることはもちろん、海と空を、森と大地を、自然の尊厳も守ってくれるのが支援のAIであると。

AIの方向性について、大いに参考になりました。

若い世代の方が気候変動や環境問題についての意識が高いことについて、だから時間は私たちの味方だ、としてさらに、40代以上は若い人に学べばいいと言われています。

 

皆様もぜひご一読をお勧めいたします。